実録:メンテナンスを怠った結果とは?
ヒルクライムやロングライドなど、過酷なイベントを走り抜けたあとの愛車は、見た目以上にダメージを受けています。にもかかわらず、レース後にそのまま放置してしまっていませんか?今回は、実際にあった“メンテナンス不足”の失敗談をご紹介しながら、走行後ケアの重要性をお伝えします。
チェーンのメンテナンス不足で走行不能に

「レース後、チェーンをそのままにしていたら、次の週末ライド中に突然切れてしまいました。前兆として異音がしていたのに、見て見ぬふりをしてしまって…」
ヒルクライムではチェーンに強い負荷がかかるため、使用後の清掃・注油が欠かせません。乾いたまま走れば、摩耗やサビが進行しやすく、最悪の場合は走行中の断裂につながる恐れがあります。
自己流の整備でトラブル倍増
「チェーン交換を自分でやったら、ディレイラーの位置がズレていたみたいで、走るたびにチェーンが外れるように…。結果、ショップに駆け込むことに」
パーツの脱着や調整には、正しい知識と経験が必要です。自己流で済ませようとすると、むしろパーツやフレームを傷つけてしまうケースも。とくにイベント後の調整はプロに任せたほうが安心です。
自転車を屋外で放置した末路は…ペダル交換!?

「レース後、そのまま玄関先に1ヶ月放置していたら、次に乗るときペダルがゴリゴリして回らない…。見てもらったら内部シャフトにサビが出ていて、結局まるごと交換になってしまいました」
屋外での放置は、見た目以上にバイクへダメージを与えます。雨風にさらされた金属パーツは、表面の汚れだけでなく、徐々に水分がベアリングやボルトの隙間へと浸透していき、サビや腐食の温床となります。
特にペダルやボトムブラケット(BB)、ハブなどの“回転系”パーツは、内部のグリスが流されてしまうことで潤滑機能を失い、回転が重くなったり、異音が出たりします。放置の期間が長くなるほど、グリス切れと汚れの混入が進行し、最終的には「清掃では回復できない」状態に陥ってしまうことも。
レース後や長時間の走行後こそ、洗車と点検を
富士ヒルクライムのような高負荷がのレースでは、ブレーキやチェーン、スプロケットなど各パーツへの負担も大きくなります。“走ったあと”こそ、洗車&点検が次の挑戦への第一歩です。
SENSHA Bicycle港北のプレミアムバイクウォッシュは、プロの手による徹底洗浄と点検を通して、愛車の性能を最大限に引き出すお手伝いをしています。レース後の自転車を次の走りへつなげるために。今こそ、しっかりとケアをしてあげましょう。