「インターバル地獄」を攻略せよ。第8回 川島町小見野クリテリウムの傾向と対策

こんにちは!SENSHA Bicycle です。

いよいよ2026年シーズンの足音が聞こえてきました。
関東のレーサーにとって、年明けのコンディション確認として定番化している「第8回 川島町小見野クリテリウム大会」(1月25日開催)の情報が入ってきました。

「平坦だから簡単」? いえ、このコースの本当の顔を知っている方なら、それが間違いであることをご存知でしょう。
今回は、実戦に向けた「玄人視点」でのコース攻略と機材マインドセットについて深掘りします。

目次

レース概要:JBCF開幕前の重要な「強度」

実業団(JBCF)登録選手の参戦も多く、E1/E2クラスのライダーにとっては、3月の開幕戦に向けた高強度インターバルトレーニングとしての意味合いも強いレースです。

大会名 第8回 川島町小見野クリテリウム大会
開催日 2026年1月25日(日)
場所 埼玉県比企郡川島町「小見野地区」周辺
コース特性 公道完全閉鎖・1周約3.3km(完全フラット)

コース攻略:勝負を分ける「風」と「位置取り」

コースは1周約3.3kmと、クリテリウムとしては比較的長めのレイアウトです。
勝敗を分けるポイントは大きく2つあります。

1. 長い直線での「風」との戦い

農道を大きく使ったコースのため、ストレート区間が長く取られています。
遮るものがないため、埼玉特有の「重い北風」が吹くと、向かい風区間での消耗が激しくなります。

集団が縦に伸びた際、中切れ(前の選手から遅れること)を起こすと、単独で風を受けることになり致命傷となります。
風向きを読み、エシュロン(斜め隊列)が形成された際に乗り遅れない判断力が試されます。

2. 直角コーナーでの立ち上がり

コーナーはすべて90度。減速からの立ち上がりで集団が一気に加速するため、後方にいると「アコーディオン現象」により必要以上のパワーを使わされます。

特にラスト1周の鐘が鳴ってからの位置取り争いは激化します。
FTPの高さよりも、L6/L7域の反復能力と、コーナーをスムーズに抜けて無駄脚を使わないスキルがリザルトに直結します。

機材セットアップ:1ワットも無駄にできない極寒レース

1月の路面温度は非常に低く、タイヤのグリップ力が低下します。
コーナーを攻めるクリテリウムでは、タイヤ空気圧のセッティングは「転がり抵抗」と「グリップ」のバランスを見極める重要な要素です。

そして何より、駆動系のフリクションロス対策はマストです。

想像してみてください。
コーナーの立ち上がりで800W〜1000Wの出力を叩き出す際、チェーンやプーリーが汚れて抵抗になっていたら?
そのわずかなロスが周回ごとに積み重なれば、終盤のスプリントで脚が残っているかどうかの「致命的な差」となって現れます。

💡 玄人のマインドセット

「機材ドーピング」の前に、まずは「マイナスをゼロにする」こと。
汚れたオイルや砂利が付着したチェーンでは、本来のパワーは路面に伝わりません。

SENSHA Bicycle港北で「決戦仕様」へ

高強度のクリテリウムこそ、機材のクリーンアップが最も効果を発揮するフィールドです。

SENSHA Bicycle港北では、徹底したドライブトレインの洗浄と、コンディションに合わせた最適な注油で、あなたのバイクを「もっとも抵抗の少ない状態」へ仕上げます。

  • ディレイラーの動きが渋い
  • チェーンノイズが気になる
  • コーナー立ち上がりの掛かりを良くしたい

そんな悩みをお持ちの方は、レース前にぜひご相談ください。
機材の不安を払拭し、レースのみに集中できる状態を作り上げます。

皆様の「本気の走り」をサポートできることを楽しみにしています。

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