TREK FX 7.3が入庫!1年ぶりの洗車で発覚した「隠れた不具合」とは?

本日の入庫バイク

車種:TREK 7.3FX

クロスバイクの定番FXシリーズの中でも、クッション性が高くロングライドもこなせる名車です。700×32cタイヤで砂利道も安心。誰にでも扱いやすい素晴らしい一台ですね。

こんにちは、SENSHA Bicycle港北です。

「自転車の洗車は1年ぶり」というお客様から、愛車をお預かりしました。
実はこの洗車を通じて、お客様ご自身も気づいていなかった「ヒヤリとする不具合」が見つかったのです。

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「チェーンは新品だから大丈夫」の落とし穴

今回のお客様は、半年ほど前に他店でチェーン交換をされていました。
「消耗品を変えたから、しばらくは安心」と思われていたそうです。

確かにチェーンは新品同様でした。しかし、それ以外の箇所の点検はされていなかったようで、洗車作業中に気になる点が出てきました。

洗車を行い、汚れを完全に落としてエアブロー(空気で水分を飛ばす工程)をしている際、スタッフは以下の症状に気づきました。

  • ブレーキの固定が緩んでいる
  • フロントギアがインナーに入りにくい

これらは、泥や油汚れが固着している状態だと気づきにくいものですが、「洗ってきれいにする」ことで、本来のメカの動きやガタつきが露わになるのです。

洗車は「愛車の健康診断」です

SENSHA Bicycle港北では、ただ自転車をピカピカにするだけではありません。洗車後、仕上げの段階で必ず「簡易点検」を行っています。

洗車時のチェックポイント

汚れを落とし、各パーツがクリアに見える状態でチェックするため、以下のようなトラブルを早期発見できます。

  • ブレーキシューの磨耗や位置ズレ
  • ボルトの緩み
  • タイヤの異物刺さりや亀裂
  • 変速機の動作不良

今回のお客様からも、
「点検を任せていなかったので、ブレーキの緩みやギアの不調には気づきもしなかったです。確認してもらってありがとうございました」
と、感謝のお言葉をいただきました。

不具合が見つかったらどうする?

ご注意ください

ご自身での安易な調整は危険です!
特にブレーキ周りの「効きが悪いから」といって、市販の防錆潤滑剤(5-56等)を吹きかけるのは絶対NGです。ブレーキが全く効かなくなり、大事故につながります。

当店で不具合が見つかった場合、「どこが・どのような状態か」を正確にお伝えします。その情報を持って、お近くの自転車整備店(プロショップ)へ持ち込んでいただければ、スムーズに修理・調整を行ってもらえます。

「洗車をする = 安全性のチェックをする」

久しぶりに自転車に乗る方も、毎日乗っている方も。まずは洗車で、愛車の健康状態を確認しませんか?

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