長期間乗らずに倉庫で眠っていたロードバイク。再び走らせたいと思ったとき、そのまま乗るのはとても危険です。今回は、5年間保管されたCannondale(キャノンデール)CAAD10が、プロの洗車によって見た目も走行準備も蘇った実例をご紹介します。
外観の土埃を取り除き、フレームの輝きを取り戻すだけでなく、安全に走るための点検・整備がなぜ重要なのかも解説。洗車と点検の両方を行うことで、愛車を再び最高の状態へと導く方法をお伝えします。



5年放置されたキャノンデールCAAD10が入庫
今回ご入庫いただいたのは、かつて多くのレースで実績を残した人気モデル「CAAD10」。お客様いわく「11〜12年前に購入し、5年ほどまったく乗らずに倉庫で保管していた」とのことでした。
「さすがにこの状態では乗れない」「点検に出すにもまずは汚れをどうにかしないと…」とお悩みで、当店のプレミアム洗車サービスをご利用いただきました。
プロの手によるロードバイク洗車とは
長年の保管によって、車体全体に土埃が堆積していたCAAD10。特にフレームと駆動系は汚れが目立ち、ロゴもほとんど見えない状態でした。
洗車では、フレーム、チェーン、ギア、ブレーキまわりなどを丁寧にクリーニング。専用の洗浄剤と道具を使い、塗装を傷つけずに美しさを取り戻します。
洗車後、お客様からは「フレームの色もロゴもハッキリ見えるようになって驚きました。持ってきて正解でした」と嬉しいお言葉をいただきました。
洗車だけでは不十分!点検が必要な理由
見た目がきれいになったからといって、すぐにロードバイクに乗ってしまうのは危険です。特に数年間放置されていた自転車は、内部パーツの劣化や固着が進んでいる可能性があります。
たとえば:
- ブレーキやシフトワイヤーのサビ・硬化
- タイヤ・チューブの劣化・ヒビ割れ
- グリスの劣化によるベアリングへのダメージ
- ブレーキシューの硬化・摩耗
安全に再始動するためには、必ず点検・整備を行うことが重要です。
長期保管されたロードバイクを再生する手順
放置されたロードバイクを再び走れる状態にするには、次のようなステップがおすすめです。
- 外観の確認・洗車:汚れを落として劣化箇所を見えるようにします。
- 各部の動作チェック:ブレーキ、シフター、ホイールの回転などを確認。
- 専門店での点検・整備:必要に応じてパーツ交換や調整を実施。
洗車によって見た目が美しくなるだけでなく、その先の安心・安全なライドの準備が整います。
まとめ|洗車と点検で愛車が再び輝く
今回のキャノンデールCAAD10のように、長期間保管されたロードバイクでも、適切な洗車と点検を行えば再び走り出すことができます。
「しばらく乗っていなかった」「またロードバイクを始めたい」という方は、まずは一度プロの洗車サービスをお試しください。愛車が本来の姿を取り戻す瞬間を、ぜひ体感してみてください!


